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実例

タイムズカー漏えい 対応費用55億円の特別損失に

カーシェアサービス「タイムズカー」の会員情報漏えいで、運営するパーク24は、見舞金を含む対応費用として約55億円の特別損失を計上すると発表しました。この記事では、これまでの経緯と見舞金・業績への影響を整理し、情報漏えいが会社にどれほどの負担になるのかを見ていきます。

2026年10月23日、パーク24は、カーシェアサービス「タイムズカー」の会員情報漏えいについて第5報を発表しました。運転免許証などの本人確認画像が流出した利用者の一部に3000円相当の見舞金を渡すとし、対応費用として約55億円の特別損失を計上します。

これまでの経緯

@ITによると、経緯は次のとおりです。

  • 9月25日:タイムズカーのWebシステムで不正アクセスを検知し、調査を開始
  • 9月26日まで:侵入経路への対策と、攻撃元からの通信の遮断を実施
  • 9月28日:第三者による会員情報の取得を確認
  • 9月29日:本人確認書類の情報が漏えいした会員への、個別のメール案内を開始

外部の専門機関による原因と影響範囲の調査は続いており、個人情報保護委員会と警察にも報告しています。

流出した情報

ITmedia ビジネスオンラインによると、第5報の時点で流出した情報は次のとおりです。

  • アカウント情報:662万8007件(氏名、住所、運転免許証情報などを含む)
  • 運転免許証など本人確認書類の画像データ:146万4800件

見舞金と特別損失

本人確認画像が外部に流出した利用者の一部に、3000円相当の現金または金券を渡します。

ITmedia ビジネスオンラインの試算では、対象者が画像データの件数と同じだとすると、見舞金の総額は単純計算で約44億円になります(会社の発表ではなく、記事による試算です)。

パーク24は、見舞金を含む対応費用として約55億円の特別損失を計上し、2026年10月期第4四半期の連結純利益の予想を440億円から385億円に引き下げました。

免許証画像は持たない方針に

パーク24は10月16日、会員登録が終わったあとは免許証画像を保有しない運用に改めると発表しました。いま保有している画像も、2026年10月末までに削除します。これまでは、会員期間中と退会後7年間保有していました。

KAROYAイージスからひとこと

今回の件では、見舞金を含む対応費用だけで約55億円にのぼり、情報漏えいが会社の業績に直接響くことが数字で示されました。漏えいが起きると、見舞金のほかにも調査や顧客対応などに費用がかかり、会社の規模にかかわらず大きな負担になります。KAROYA イージスでは、こうした事故のあとの損害や復旧費用に備えるセキュリティ保険の準備を進めています。万一の時の備えについて、お気軽にご相談ください。

出典

ITmedia ビジネスオンライン「タイムズカー、見舞金「3000円」を“被害者の一部”に支払いへ 対応費用で55億円の特別損失」(2026年10月23日) 記事を見る